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国立大学法人群馬大学パブリックヘルス学環
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学環の概要Outline

学環の概要

社会的に注目されている公衆衛生学を学ぶ

本学環は、研究科等連係課程実施基本組織として、群馬大学大学院医学系研究科と群馬大学大学院保健学研究科との緊密な連携及び協力のもとで編成する修士課程です。公衆衛生学においては、集団を対象とした予防、病気の予測、予知の研究が行われ、現在はまさにヘルスケアの時代になってきています。ところが、2019 年から起こった新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機に、保健所・保健行政ともに、社会的に改めてその必要性がクローズアップされました。

保健所・保健行政で抱えている業務・課題は多岐にわたっており、客観的視点から観察することで公衆衛生学的示唆や業務の改善策等を提言することも求められています。さらに、その課題の背景となる政策の動向なども勘案し、業務の進め方や期待される効果についても改善点を考察する必要があります。また、現場において、ICT を活用した疫学調査や、医療情報システムを使った予防医学や地域医療も必要となります。この公衆衛生領域における人材育成は喫緊の課題となっており、大学院における公衆衛生学教育の役割が重要となります。しかしながら、北関東地方においては大学院の公衆衛生学コースが設置されている国公立大学はなく、本格的に公衆衛生学を学ぼうとする場合は、遠方に進学せざるを得ないのが現状であり、群馬県内における公衆衛生学コースの設置は急務であります。

知識・技能の修得だけでなく、課題解決力を発揮する高度専門家の育成を目指す

本学環は、このような必要性から、健康の格差を是正するための組織的な活動に寄与する最先端研究や公衆衛生の両輪である実践と研究のいずれの分野でも活躍できる卓越した能力を持った人材育成、また、生物統計学を用いた分析力と実践力を磨き、公衆衛生の専門家として必要となる知識・技能を修得するとともに、多様な価値観や倫理観が行き交う現場で課題解決力を発揮するためのマネジメント力を有する高度専門家を育成することを目指して設置されました。

多様化かつ複雑化した公衆衛生上の健康問題の解決には医学的な側面からだけでなく、医療行政を含め、疫学・公衆衛生といった側面からもアプローチが必要です。そのため、国際的な公衆衛生大学院設置基準である Epidemiology(疫学)、Biostatistics(生物統計学)、Health ServiceAdministration(医療政策学)、Social and Behavioral Sciences(社会科学・行動科学) 、Environmental Health Sciences(環境保健学)の5領域を、医学系研究科及び保健学研究科の教員による体系的な教育課程として展開します。

5領域を教育専門コア科目として設定し、関連する科目を連携開放科目として設置します。また共通科目に「デ―タサイエンス」を配置することで、ヘルスデータサイエンスに関する知識と技術の修得を可能にし、合わせて「レギュラトリーサイエンス」を必須科目とすることで、身の回りの現象についてその成因や機構、量的と質的な実態及び有効性や有害性の影響を的確に測る手法をもってそれぞれの有効性と安全性を予測・評価できる設定にしました。これらを体系的に修得することで、国際的に、また地域の行政を通じて総合的に人々の健康に資することのできる知識や技能の修得ができるよう教育を展開します。

社会健康医学プログラム

育成する人材像

健康の格差を是正するための組織的な活動に寄与する最先端研究や公衆衛生の両輪である実践と研究のいずれの分野でも活躍できる卓越した能力を持った人材を育成します。また、生物統計学を用いた分析力と実践力を磨き、公衆衛生の専門家として必要となる知識・技能を修得するとともに、多様な価値観や倫理観が行き交う現場で課題解決力を発揮するためのマネジメント力を有する高度専門家を育成します。
※1年コース(医師・歯科医師・薬剤師・博士号取得者向け)と2年コース(上記以外)を設置

課程:修士課程 / 学位:社会健康医学

修了後の主な進路

医療機関(臨床研究中核病院)、保険業、医薬品製造業、自治体、官公庁、大学・研究機関、シンクタンク、コンサルタント業(医薬品開発業務受託機関)

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